屋根は私たちの家を守るために欠かせません。
また同時にその家のデザインを決める、住宅の顔としての役割を持っています。
ここでは屋根役割やどんなときにリフォームが必要になるのかをみていきましょう。
屋根の役割とは?
屋根は誰もが知るとおり、ほとんどの一戸建てにおいて住宅の最上部に存在し、住宅の外観を決定します。
機能面では雨水や風が住宅に入ってこないようにしたり、夏場は住宅の温度上昇、冬場は気温低下による住宅の温度低下を防ぐ役割があります。
屋根が破損や劣化してしまうと雨漏りによって住宅そのものの寿命が減ってしまったり、カビや結露の原因になります。
また、外気の影響を受けやすくなるので、夏は暑く冬は寒いといった環境の悪化も引き起こしてしまいます。
屋根のリフォームが必要になるときは?
屋根のリフォームが必要になるタイミングは以下のとおりです。
- 屋根の老朽化や劣化
- 断熱リフォーム
- 耐震リフォーム
屋根が老朽化したり、劣化が進んでいくと雨漏りなど漏水しやすくなり、住宅が痛みやすくなって寿命が短縮したり、カビや結露が発生しやすくなります。
カビはひどくなると住人の健康被害まで引き起こしてしまいます。
断熱リフォームのときにも屋根のリフォームが必要になります。
屋根の機能性をアップさせて夏は太陽光によって住宅内が暑くなりすぎたり、冬は外の寒気によって住宅内の気温が下がるのを防ぐことが目的です。
また、屋根材が重すぎると地震のときに倒壊の危険も大きくなるので、耐震リフォームの手段の一つとして屋根の軽量化などが必要になります。
屋根のリフォーム手段にはどんなものがあるの?
屋根のリフォームは屋根の状況やリフォームの目的によって様々な方法があります。
ここでは屋根のリフォームにはどのような方法があるのか紹介します。
実際にリフォームをする際の参考にしてください。
補修リフォーム
小さな範囲が破損した場合に行なうのが補修リフォームです。
早いうちに破損箇所を見つけることは難しいですが、初期段階で発見できたなら費用もほとんどかからず屋根の修理が可能です。
塗装による屋根のリフォーム
雨漏り対策や断熱リフォームとして塗剤を塗装します。
塗剤によって防水機能や断熱機能が異なります。
重ね葺きによる屋根のリフォーム
重ね葺きは既存の屋根材の上に新たな屋根材を重ねて乗せるリフォーム手法になります。
現在の屋根が劣化してしまったものの、下地までは問題ない場合に軽量な屋根材を重ねます。
使用する屋根材はセメント系の化粧スレートや金属系ならガルバリウム鋼板が一般的です。
葺き替えによる屋根のリフォーム
現在の屋根を全て剥がし、さらには下地となる下葺き材も補修する屋根のリフォーム手法です。
既存の屋根材はもちろん下地まで劣化して痛んでしまった場合や、耐震リフォームとして重量のある屋根材から軽量の屋根材に交換する場合などに行なうのが一般的です。
または住宅の外観デザインを変更するために屋根のリフォームを行なう場合も葺き替えによる屋根リフォームが必要です。
屋根のリフォームの最も適した依頼先は?
屋根のリフォームを依頼するのに適しているの会社は補修や塗装なら工務店か、屋根工事専門店になります。
大掛かりな葺き替えや、屋根のリフォーム以外にも他の場所もリフォームする場合、例えば断熱リフォームや耐震リフォームの一環での屋根リフォームを行なう場合は建築士事務所や住宅会社、建設会社が適しています。