リフォーム基礎知識

リフォーム工事におけるトラブルや紛争のイメージ
   

リフォーム会社とのトラブルや紛争にはどのようなものがあるの?

リフォーム工事や新築住宅工事で起きているトラブルや紛争は細かいものを含めると発生割合が50%近いといわれています。
特に感情的な部分が入ってしまい、民事裁判にまで発展してしまうと、解決までに2~3年もの期間を要してしまうこともあります。
これはリフォーム工事や新築住宅工事で取り交わされる請負契約という、何もない状態から目的物を完成させるという契約の性質上、その過程において携わる人間の能力や思惑などの様々な要因が複雑に絡み合ってしまうためですが、トラブルや紛争が発生してしまう主な原因は以下の4つの要因によるものがほとんどのようですので、どのような要因でトラブルや紛争が発生しているのかを見ていきましょう。

あいまいな契約書でリフォーム工事を始めてしまうことによるトラブル

あいまいな契約書で工事を開始してしまうことはリフォーム工事においては特によく見られるトラブル原因です。
リフォーム工事は工事費用が少なくなることから、その分契約書作成の費用も抑えられてしまうことも多くなっています。
その結果、あいまいな契約書となってしまい、後日そのあいまいな契約内容を起因としたトラブルや紛争に発展してしまうことが多いようです。

ここでいう「あいまいな契約書」とは次のような契約書の書き方になっているものが代表的なものになります。

  • 建材や設備機器の指定がされていない
  • 工事代金の範囲が明確にされていない

リフォーム工事あいまいな契約書イメージ建材や設備機器の指定がされていない契約書の場合、工事業者は可能な限りの廉価品で仕上げようとすることが多く、依頼者にとっては自分の希望した建材や設備機器で仕上げているものと思ってしまい、見解の違いから後日トラブルや紛争に発展しやすい傾向があります。

また、工事代金の範囲が明確にされていない契約書の場合は、設備交換などの場合、工事の費用は記載されているものの、工事前に既存の設備を撤去する費用を工事業者が負担するのか、依頼者が別途負担するのかが明確に記載されていない事から、トラブルに発展するなどのケースが目立ちます。

以上のようなあいまいな契約書でが原因のトラブルや紛争が後を絶たないのが実情ですので、契約前に見積書の時点でよくチェックするようにしましょう。

契約内容と実際のリフォーム工事内容が食い違っていることによるトラブル

契約内容と実際の工事内容の食い違いによってトラブルに発展する主な例として多いのが、設備機器の交換や新設において、契約書で指定した設備機器が設置されなかったというようなことが原因のようです。
事例としては以下のようなものです。

  • 最新の電気温水器の設置を指定したはずが旧型のものが設置されていた
  • 色や型番まで指定してシステムキッチンを発注したはずが、色違いのものが設置されていた

このようなこともリフォーム工事ではよく発生してしまうことなので、予防するには工事期間中に工事の邪魔になりにくい時間帯を選んで、頻繁に現場を見に行くことが大切です。

リフォーム工事進行中の途中変更・追加工事によるトラブル

リフォーム工事の途中で工事内容を変更したり、追加することは頻繁に発生することではありますが、変更や追加による費用を確認して書面に残さないと後日のトラブルや紛争に発展しやすくなります。
主な例としては以下のようなものです。

【ケース1】
工事中に工事業者から建材の変更を提案された際に、特に費用について言及が無かったのでそのまま応じたところ、工事完了後に別途の追加費用を請求されてしまった。

【ケース2】
工事中に見学をした際に、食器棚の設置を追加したくなったため、現場に居た職人さんに軽い気持ちで口頭で依頼したところ、「いいですよ」という返事をいただいた。
その際にとくに費用について何も言われなかったので無料かと思っていたら、工事完了後に追加工事代金として多額な請求になってしまった。

これらのトラブルの原因はいずれも口約束です。
リフォーム工事において、口約束はトラブルの元と認識しましょう。
同様のトラブルを予防するには、工事進行中の変更や追加には必ず費用が発生するものとして認識し、実際に変更や追加の依頼をする前にきちんと見積書を作成してもらい、きちんと調印することが大切です。

欠陥工事によるトラブルや紛争

報道番組などでもよく話題になる欠陥工事もトラブルや紛争の原因としては代表的なものです。
欠陥工事というのは工事完了後の後日判明することがほとんどです。

これは一般的に欠陥が直接見えない部分に発生しているのが原因です。
具体的には以下のような場所で発生します。

  • 屋根裏
  • 天井裏
  • 床下
  • 壁の中

これらの直接目に見えない部分の欠陥は、吸音材や断熱材が正しく設置されていない、換気のための管を通した部分の穴が埋まっていないなどの初歩的なミスが原因となっています。
このような欠陥工事を防ぐためには、工事期間中に頻繁に工事現場の見学に訪れ、自らチェックするのがお勧めですが、専門性の高い部分については建築士事務所に監理の依頼をするのがベストです。

リフォーム会社とのトラブルや紛争まとめ

いかがでしたでしょうか。
リフォーム会社とのトラブルや紛争をおさらいすると以下のようになります。

  • あいまいな契約書類による見解の相違
  • 口約束による見解の相違
  • 監理を怠ったことによるミスの見落とし

これらに共通することは、きっちりやっておけば防げた・・・といったものばかりです。
ご自身がリフォーム工事を依頼する場合はこれらの事例を念頭において依頼をすればトラブルや紛争に遭う心配なくリフォーム工事を遂行できると思いますので参考にしていただければと思います。

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